SHARED TAXI


タクシー

乗合タクシー事業について

高齢者の元気な町へ

第一交通産業グループは、高齢社会における交通手段としての社会的役割を担い、交通不便地域での移動を支援する乗合事業を展開しています。地域の交通インフラとして、コミュニティの暮らしを支える公共交通「高齢者の元気な町へ」をスローガンに、「お出かけ乗合タクシー」を運行しています。

地域の足を守るため、NO.1タクシーネットワークとしても、利用者にとっても安全、安心な交通サービスの提供ができるよう取り組んでまいります。

乗合

国の助成制度があります

乗合事業ですので、運賃は100円から300円程度の設定になります。お客様からの運賃だけでは採算がとれませんので自治体からの補助が必要です。補助の額や内容は地域によって様々です。

自治体の中には「地域公共交通確保維持改善事業費補助金」を知らない自治体があります。
自治体の財政状況では乗合タクシーの運行を行うことが難しい場合であっても、この補助金を活用することにより乗合タクシーの運行を行えることもあります。

日頃から自治体と密接な連携を取ることにより、事業者の方から補助金を活用した乗合タクシーの運行を提案することも可能だと思います。

乗合申請までの流れ

乗合申請は、基本的に道路運送法第4条に基づいて行います。
しかし、試験運行の場合は、4条ではなく21条に基づいて行う場合もあります。

  • 路線バスなどの廃止を受けて、自治体が代替手段を検討(地域住民が自治体に要請する場合もあり)
  • タクシー事業者などへ打診
  • 地域公共交通会議を開催し、運行形態等や委託事業者を決定。
    ※タクシー車両を使用しての乗合許可申請には、必ず地域公共交通会議での決定が必要です。
  • 乗合申請
    ※申請には、地域公共交通会議で乗合を実施することを決定した書面路線図が必要です。

運行形態

1.路線定期運行
運行経路・時刻・乗降場所が決められ、停留所も設置されます。乗客がいない場合も運行します。
2.路線不定期運行
運行経路・時刻・乗降場所が決められ、停留所も設置されます。しかし、事前予約制であり、乗客がいない場合は運行しません。
3.区域運行
一般的に、デマンドバスと呼ばれるものです。
運行区域は、A地区〜B地区となり、この区域内であれば乗降はフリーです。運行時間は決まっています。事前予約制であり、予約がない場合は運行しないのが一般的です。

これらのような乗合申請の場合、試験運行を行う場合が多く見られます。
試験運行の期間は、6ヶ月〜1年間が一般的です。試験運行を数回繰り返しながら、運行経路や時刻の改善を行います。試験運行の結果を見て本運行の決定がなされます。その都度運輸局への申請や届出が必要です。